大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

有機農業に明日はある! 放射能との闘い

8月27日(土)
東京の日本青年館で開かれた日本有機農業研究会40周年記念シンポジウム「大震災・原発事故をのり越える有機農業」に参加した。
同日東京ネットが開く小出裕章さん講演会をけってこっちに参加したのだから、期待は大きかった。

原発事故による放射能汚染は、有機農業を直撃した。
農薬も化学肥料も使わない有機農業は、何よりも「土」が命。
その「土」が放射能に汚染されてしまったのだから、これ以上の打撃はない。
これまでまじめに土作りに取り組んできた生産者の絶望感はいかばかりであったろう。
現実に、福島県では自殺者も出てしまった。

私はもう20年間、有機野菜を生産者から届けてもらっている。
県議会では、千葉県の「有機農業推進計画」がつくられようとしたとき、骨抜きにならないようかなり議会質問をした。
結局は、肋骨と坐骨など2,3本は抜かれてしまったが…

だから今日のシンポでは、有機農業に未来はあるのだろうかという思いで参加したのだ。

午前中の第1部は目からウロコ、いい意味での「とんでもない」内容だった。

新潟大学農学部教授の野中昌法(まさのり)さんと、有機農業研究会の魚住道郎さんのお話をまとめてみるとーーー
放射能に高度に汚染されている土壌は、はぎとりなど「除染」をするべきだが、低レベルならむしろ深く耕したほうがよい。

わー、常識が180度ひっくり返った。

要するに土の中にある「腐植」というものがキーポイント。
「腐植」とは、簡単に言うと、土の中の黒い物質。 土の中にワラを入れたとき、ワラは段々と腐って形がなくなり、黒い物質に変化する。土壌中の動植物、微生物の遺体が分解変化して周囲の土を黒くしていく。この黒い物質が腐植。だから土壌の黒い色は有機物の色だと言える。
土壌中に腐植物質が多く存在するほど地力が高く、肥沃なのだ。

そしてこの腐植はマイナスイオンなので、プラスイオンの放射性セシウムを吸着してしまう。
ここがミソ!
粘土質であるほど強く吸着されるそうだ。
このセシウムが植物に移る率を「移行係数」というが、土壌が肥沃なほど移行係数は少なくなり、移らない。

つまり、有機農業の豊かな土壌は、セシウムを土中に閉じ込めてしまうのだ!
ここに、有機農業の未来がある。
チェルノブイリでは事故のあと、急速に有機農業が広がったと聞いて、奇異に感じたものだが、これで疑問が氷解した。
また、茨城県の常総生活協同組合の放射能検査結果では、野菜の汚染は予想をはるかに下回る。
7月、8月の検査ではほとんどが「ND(検出限界以下)」だ。
これから見ても、お二人の言うように、セシウムは土中に閉じ込められてしまったのか。

今日の講義だけではまだよく分からない点もあり、もっと調べる必要がありそうだ。

それはともかく、このシンポに来賓で出席した民主党のツルネン参議院議員。
来賓あいさつだけすると、サッサと帰ってしまった。
なんと民主党代表選に出ている馬渕氏を応援しているので、出陣式に出席するためだとか。
そんなことより、このシンポ、せめて午前中くらいは残って聞けばいいのに。
民主党代表選よりこっちのほうがよほど大事でしょう!

  1. 2011/08/28(日) 02:31:37|
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