大野ひろみのクラクラさくら

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ホラー小説より恐ろしい、低レベル放射線被ばくの本

今日から3日間、大阪でひとり暮らしをしている母のもとに、里帰りをしている。
3.11以後、すっかり暗くなった千葉や東京と違って、大阪は相変わらず、きんきらきんに明るかった。
放射能などどこ吹く風、3.11以前とまったく変りなく物質文明を謳歌しているわがフルサトを見て、いささか複雑な心境の帰省である。

行きの新幹線の中で、「The Petkau Effect ~人間と環境への低レベル放射能の脅威~」を読んだ。
体内被曝の恐ろしさを追い続けている肥田舜太郎さんの訳。
内容は相当ショッキングである。

Petkau(ペトカウ)とは、カナダの医師・科学者の名前で、低レベル放射線被ばくが人体に与える恐ろしい影響を最初に唱えた人物である。彼の唱えた学説は「ペトカウ効果」として知られている。

まだ全部読んだわけでもなく、科学にめっちゃ弱い私がこの本の内容をかいつまんで紹介などできるわけもないが、「肝(きも)」の部分を取り出せば、おおよそ次のようになる。

細胞の中には、生命の元になる酸素が体液に溶け込んでいる。
その酸素に放射線が衝突すると、活性酸素になる。
活性酸素は非常に毒性が強く、数分から数時間で細胞膜を溶かしてしまう。
その結果、細胞内部が漏れ出てその細胞は死ぬ。

1個の活性酸素分子は、1個の細胞を破壊する力を持っている。
極めて低い放射線量であっても、わずかな量の活性酸素が、大切な細胞を次々と破壊していくのだ。
これが「低線量被ばく」の恐ろしさなのだ。

ところが、高線量被ばくでは、一時に何百万もの活性酸素が作られる。
活性酸素は同じ場所にたくさん作られれば作られるほど、互いにぶつかりあって元の無害な酸素分子になり、非活性化されてしまうというのだ。

つまり、高レベル被ばくよりも低レベル被ばくのほうが相当に危険ということになる。
毎分10万分の1グレイの低線量率は、毎分100グレイの高線量率に比べて、細胞を破壊するのに1000億倍も効率が高いというから、腰が抜けた。

「ただちに健康に影響が出るレベルではない」という今では「耳タコ」のセリフ。
その低レベルが、のちのち、どれほど恐ろしく重大な結果を招くのか。

夏の夜、これほど背筋の凍る書物はありません。
寝苦しい夜に、ぜひどうぞご一読を。



  1. 2011/08/15(月) 22:37:45|
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