大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

原発と八ツ場ダム、どっちもいらない!

今日は台風が近づく悪天候のもと、さくらネットの臨時総会を開いた。
4年ごとの選挙のあと、報告もかねての集まりである。

思ったよりたくさんの方に来ていただき、いろんなご意見、疑問をいただいた。
「ネットの活動をもっと活発にするには?」「ネットは会員拡大を目標にかかげているけど、具体的にはどうするの?」
「なんで、ろくにしゃべれない、ろくに文章も書けないような候補者が当選するのか?」
「なんで、票集めを目的にPTA会長になるような人間が、議員になるの?」などなど談論風発。
あとの二つには、答えようがありませぬ。ネットの議員ではありません、念のため。

おひとり、八ツ場ダムに関して実にタイムリーな質問をしてくださった。
「原発に頼らない社会をめざすとネットは言っているけど、それなら、八ツ場ダムを水力発電に使うということも
いいのではないか」

さて、お立会い。この「八ツ場ダムを水力発電に」という最近よく聞かれる意見に、ここで明確に、はっきりと、
完膚なきまでに反論させていただく。

結論を先に言うと、八ツ場ダムがつくられる予定の吾妻川では、すでに目いっぱいの水力発電が行われているのだ。八ツ場ダムは必要ない。
吾妻川は水力発電におあつらえ向きの安定した流量を誇っている。だから、大正時代から「流れ込み式」の水力発電所が数多くつくられてきた。現在も、東京電力は流域に6つの発電所を稼働させている。発電の総量は、年間2億2,400万kWHにも及ぶ。

ところが八ツ場ダムが完成すれば、利水のために、吾妻川の水のほとんどがダムに貯めこまれる。当然、水力発電所には水が行かなくなり、発電は不可能になる。群馬県がこれから八ツ場発電所を作るというが、その発電量はわずか年間4,099万kWH。八ツ場ダムがない時の実に5分の1しか発電できないことになる。

そのため、八ツ場ダムが完成すれば国交省は東電に「減電保障」(電力を減らすことへの補償)として、数百億円を払わなければならない模様。

もっと端的にいうと、今ある水はほとんどすべて流域の発電所が使っているのだ。それを八ツ場ダムが横取りするのだから、電力はかえって大幅に減る。

八ツ場ダムは利水と治水(洪水対策)用のダムだが、いっそ発電用に変えてしまえばいいじゃないか、というご意見もよく聞く。しかし、上に書いたように、すでに目いっぱいの発電をしている水力発電所から水を奪って、八ツ場ダムが発電したところで、従来通りの発電量しか作れない。しかも、ダムを作るために巨額のお金を使い、美しい自然をメチャクチャに破壊し、今までと同じ発電量しかないのなら、今ある東電の水力発電所をそのまま使えばいいではないか。何もわざわざ八ツ場ダムを作ることもない。

毎日放射能の話ばかりで、久しぶりに八ツ場ダムのことを書いた。
原発もダムも、地方に押しつけて利益は首都圏が貪るという同じ構図だ。補償金や交付金で住民のほっぺたをひっぱたきながら、国が国策としてぐりぐりと推し進め、地方が疲弊していく経緯もそっくりだ。
「ダムも原発もいらない」と、これからも大きく声をあげていきたい。
あっ、ちなみに今、強烈な風邪をひき、声がかれています。蛇足でした…

  1. 2011/05/30(月) 00:11:12|
  2. 八ツ場ダム|
  3. トラックバック:(-)|
  4. コメント:(-)
| ホーム |