大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

自衛官募集のカラクリを見た!

9月1日(記)

さて、さて、自衛隊である。

前回のブログで、自衛官募集の事務をする重点地区に
指定された県内6市(千葉市、柏市、船橋市、市原市、茂原市、
そして成田と佐倉のナリサクペア)が、
毎年、自衛隊の基地や駐屯地に、研修として職員を派遣している
むねを書いた。

そのときに、重大なことに気がついた。

この自治体職員研修の根拠となっているのが
自衛隊法第97条の次の文言である。

市町村は自衛官募集に関する
事務の一部を行う


で、何をするかを具体的に書いているのが
自衛隊法施行令115条~120条であるが、
115条から118条までは、文字通り応募や受験に関する事務的な
内容である。

問題は、次のふたつ。
第119条
都道府県知事及び市町村長は、自衛官又は自衛官候補生の募集に
関する広報宣伝を行うものとする。
第120条
防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認められる
ときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を
求めることができる。


で、ここでも詳細な事務の説明は書かれていない。
ここが防衛省のずるっこいところなのだ!

つまり、本当にやってほしいことは、別の文書にぶら下げて
見えないようにしてしまうのだ。

防衛大臣の名前で毎年都道府県知事あてに出される
「自衛官募集等の推進について(依頼)」
という文書に、こと細かく、
あれをしてほしい、これをしてほしい
とメニューを並べているのだ。

つまり、なんでも書き放題、追加注文エブリシングOK!

で、この「メニュー表」の中に、
市町村担当者の研修
というのがあり、
これが職員の自衛隊基地や駐屯地研修の根拠となっているのだ。

もっと恐ろしい項目も見つけた!

次のメニュー文書をクリックして、赤線部分をお読みいただきたい。
別紙2(メニュー文書

いわゆる適格者名簿と呼ばれる若者の一覧表、
たとえば、18歳から24歳までの住民の名前と住所を書いて出すように、
ということである。

市町村が個人情報保護条例を制定しているなら、
住民の4情報(氏名、住所、性別、生年月日)を第三者に知らせることは
条例違反である。

いくら、自衛官募集事務が法定受託事務といえども、
自治体の個人情報保護条例の対象となる、
と、自治体は考えるべきである。

しかし、何を考えているのか、ご親切に若者リストを作って
自衛隊に提供する自治体があとを絶たない。

一昨年、集団的自衛権の行使容認が閣議決定された直後、
全国の高校生の家に「自衛官募集」の文書が郵送され、
「赤紙が来たー!」と騒ぎになった。

私の千葉市の知り合いの娘さんにもこんなはがきが来た。

jieikan.jpg

もっとも、自衛隊は市役所に出向き、住民基本台帳を閲覧できる。
若者リストがほしければ、せっせ、せっせと、書き写さねばならない。
今もひょっとして自衛官のスカウトさんが、どこかの市役所で
地道な作業をしてるのかもしれない。
そこの職員さん、決して親切心を起こさないでね。

そして、今もこんなチラシが若者のいるお宅に舞い込んでいるかもしれない。

img024.jpg

この美しいチラシには、戦場で血を流している写真は載っていない。
南スーダンに駆けつけ警護に行くなんて、
1行も書いていない。

駅まで5分、一等地
のチラシに騙されないように・・・

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
自衛隊シリーズ、ちょっとしつこいな、でも、心配だよな、と思う方は
こちらをポチッと押してください。
  ↓

  1. 2016/09/01(木) 11:32:51|
  2. 未分類|
  3. トラックバック:(-)|
  4. コメント:(-)
| ホーム |