大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

尼崎市のシティ・プロモーションはめっちゃ面白かった!

2月28日(日)記

このところ、ちょっと政治ネタが続いたので、
今日は少し楽しいネタで・・・

2月2~3日、尼崎市と吹田市に、他市の議員も含めて6人で
視察に行った。

生活習慣病予防のためのヘルスアップ事業や、スクールソーシャルワーカーなど
朝から晩までハードスケジュールで、とても実りの多い視察だったが、
中でも、一番おもしろかった、もとい、印象深かったのが
尼崎市の シティプロモーション事業!

今や、アベ政権が地方自治体のほっぺたを札束でひっぱたいて、
やれ「地方創生だ!」、やれ「人口を増やせ!」と大号令をかけている。
人口減少は何も地方だけの責任ではないし、先進国はどこも減少傾向だし、
数年で何とかなるものでもない。

今回の「地方創生」は、政府による「バラマキ杯争奪戦」レースだ。
目の前に「交付金」というニンジンをぶら下げられた各自治体、
ヨーイドン!で各馬一斉に走り出したはいいものの、
ろくにレースの展開も、作戦を考えるヒマも与えられていないものだから、
あっちにウロウロ、こっちにウロウロ。
人口減少克服というゴールにたどり着ける地方自治体は出そうもない。

そこへ行くと尼崎市は、こんなトンデモレースが始まる前から
「尼崎市をなんとかしたいねん」という一途な思いから、
独自のレースを展開していた!

今全国から視察が殺到しているという尼崎市の「シティプロモーション」を
レクチャーしてくれた人がこの人。
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尼崎市シティプロモーション推進部
都市魅力創造発信課(すごい名前!)
松長昌男課長。

一見まじめそうな風貌だが、喋り出すとさすが関西人のノリ。
笑い転げながらの2時間だった。

尼崎市は、まず「マイナスからのスタート」を覚悟していた。
昔から「公害の町」「ちょっとガラの悪い町」のイメージがある。
それに貢献しているのがこの人。
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テレビでふるさと尼崎のことを「ガラ悪いんちゃうの」など盛大に悪口を言っているが、
実は、尼崎ラブらしい。
稲村市長も抜け目ない。
「私は大晦日を『ダウンタウン』で迎える派やし、土曜日は吉本新喜劇を
見る模範的な関西人」と盛大にアピール。
2016年に市政100周年を迎えるので協力してほしいと、松ちゃんに「営業」。
市の宣伝誌にもまッちゃんが登場している。

松長さんは、「どこの市でも一番のセールスポイントをアピールするところを、
尼崎は敢えて、マイナーな魅力を掘り起こして、コアなファンを掴むことにした」

「公害の町」だった尼崎市。
今では環境モデル都市に変身したが、海側には工場がいっぱいある。
そうだ、工場を見せちゃおう! 
というわけで、無骨な工場も夜見たらロマンチックやなぁ~♪
「工場夜景ツアー」を全国でも最初に企画した。
夜景


コアといえばオタク、オタクと言えばアニメ!
アニメ「忍たま乱太郎」の作者は尼崎在住の尼子騒兵衛さん。
登場するキャラには尼崎の地名がふんだんに付けられているという。
猪名寺(いなでら)、田能(たの)、食満(けま)、久々地(くくち)、塚口などなど…

市は、「忍たま乱太郎」コーナーを市役所内に設置。
スタンプラリーや、似顔絵コンテスト、地名めぐりツアーなどを企画。
全国からアニメファンの若い女性が押し寄せているという。
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そして、アニメに出てくる村、園田と言えば…
関西人なら誰でも知っている、園田競馬場!
若い女性には競馬ファン、とりわけジョッキーファンが多い。
ならば、普通は見られない早朝の調教シーンをお見せしちゃおう、
ということで、早朝5時集合の競馬場調教見学ツアーを実施。
もちろん、尼崎市内のホテルに前泊が条件だ。
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お土産は、本物の蹄鉄(ていてつ)!!!


はたまた、尼崎ではJRの他に、かの有名な阪神電車が走っている。
そこで市は、ちびっこ対象に、操車場や整備場を見せるツアーを企画。
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もちろん、ちびっこたちは大喜び。
最初は渋っていた阪神電鉄も、あまりの好評ぶりに相を崩し、
今では「吊革づくり教室」などを開いてくれているという。
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そして、阪神電車と言えば、タイガース!
阪神尼崎駅近くの中央商店街は、全国有数の大きな商店街だが、
ここのアーケードには、黄色と黒に塗られたデッカイ金魚が吊られ、
80メートルほどを行ったり来たりしている。
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このケッタイなさかなクンにぶら下げられた板には
プロ野球開幕日に、日本一早いマジック「143」が書きこまれるーーー!
早すぎるやろー(汗)

そして、この下に全国から大勢のファンが集まって、お祭り騒ぎの優勝祈祷式。
おもしろすぎるやろー(笑)

それから意外と知られていないが、尼崎と言えばスウィーツ!
全国的に有名なお菓子メーカーの本社がいくつもある。
そこで、市は、有名メーカーのパティシエさんに、小学校への出前授業を
してもらっている。
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子どもたちの真剣な眼差しがとても素敵な写真だ。
パティシエさんは、ケーキを作りながら
「重たい小麦粉の袋を運んだり、こねたりするのはとても体力がいる。
ちゃんと、外で遊んだり運動したりして、丈夫な体を作ろうね」
「ケーキの飾り付けにはセンスが必要。美術館に行ったり、本を読んだりして
美しいと感じる力を付けたほうがいいよ」
などと、子どもたちに教えてくれるそうだ。
これぞ、世界一受けたい授業!

などなど、知恵と工夫とアイデアにあふれた松長さんのお話。
これ以外にも、コアな企画がいっぱい。
要は、尼崎を愛してほしい。尼崎を好きになってほしい。
そういう思いがあふれている。

その熱意が導いた快挙がこれ!↓
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「2015年度住みたいまち関西版ランキング」
穴場だと思う街ナンバー1!
「住みたい街」ではなく、「穴場だと思う街」というのがビミョー・・・
松長さんのちょっと恥じらいを含んだドヤ顔が可愛かった!

さて、視察を終えて考えた。

佐倉市は「選ばれる町」などと、ちょっと気の張った、そして
なんとなく上から目線のキャッチコピーで勝負しているが、
もっと肩から力を抜いたほうが、人は寄ってくるのではないか。
穴場だと思われたら、サイコーではないか。

それから印旛沼を売りにしているのだったら、
風車やチューリップ祭りもいいけれど、
実は私の大好きなコアな施設が近くにあるのだ。

それはこれ!
内水面研究所
とっても地味な、千葉県内水面水産研究所。
船戸大橋の左側のたもとにある。

でも、この中でウナギの養育・研究が行われており
一見の価値は絶対ある。
私は2年前、八ッ場ダムをストップさせる千葉の会の仲間と見学し、
とってもはまってしまった。
ウナギの養育場

ウナギだけではなく、淡水魚の展示も充実。
身近なメダカや、タナゴや珍しいサカナ君がすいすい。
いつまで見ていてもあきない。

こういう施設を組み込んだツアーを企画すれば面白いではないか。

明日から一般質問が始まる。
明後日が私の代表質問。
さて、ブログはこれくらいにして、質問原稿を仕上げるとするか。
しかし、答弁は、相変わらず、ウナギのようにノラリクラリだろうなぁ・・・

今日も長文を最後までお読みいただきありがとうございます。
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  1. 2016/02/28(日) 11:02:38|
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