大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

「憲法」 誰が作った服かより、誰が着こなしているかが重要だ!

5月10日(日)記

連休中にはさまざまな憲法集会に参加したが、
特に印象に残っているのが、
5月2日、佐倉市内で行われた討論会。

主催が青年会議所なのに、2人のパネリストのおひとりがナント
伊藤真さん

青年会議所、やるぅ!!!

ちなみに、青年会議所は改憲を掲げてまっしぐら。
その内容は、自民党改憲草案とほぼ同じ。
討論会の最初に、まず青年会議所の主張が動画となって
大画面に延々とながれ、まぁ、お尻がむずむず、座り心地の悪いこと。

で、もうおひとかたが、改憲派の岩田温さん。

おや? どこかで聞いたような名前だが…
そうだ、
市長選で、西田ゆずる候補の応援に何度もかけつけ
熱弁をふるっていた先生だ。

というわけで、まことに面白い討論会だったのだが、
メモを紛失してしまい、記憶力も消失してしまい、
断片的なことしか書けないが、ご容赦を。

会場はこういう雰囲気↓
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向かって左が伊藤さん、右が岩田さん。

岩田さんはまず、「立憲主義はとても重要だ」と、意外な発言。
「憲法は国家権力を縛るもの、暴走を止めるものだ」と続ける。

おや、おや、
それならば、なぜ、安倍首相の「集団的自衛権容認の閣議決定」などという
戦後最大の憲法破壊の大暴走をとめないのだろう?

それならば、なぜ、自民党憲法草案が、国民の権利をしばり、国家の権力を増大させる
ものであることに異をとなえないのだろうか???

更に、岩田さんが何度も繰り返したこの主張、
日本国憲法はアメリカ占領軍の押しつけである。
だから、日本国民の手によって作られた憲法が必要だ!


伊藤真さんは、実に明快にこの主張に対し切り返す。
「作ったのが誰かより、そのあと、承認したのは誰か、のほうが重要だ。
日本国憲法は国会承認を経て、国民の信託を得、
以来こんにちまでずっと国民が受け入れ、
拠り所としてきた


本当にそうだ。

かつて我が国は大日帝国憲法のもと、天皇をトップとした非民主的な国家体制下、
アジアに覇権を広げ、戦火を拡大。
多くの国民(自国も他国も)の命を犠牲にしてきた。

第2次大戦後、その反省に立って、日本国憲法ができた。
この憲法は、GHQ主導のもとで作られたのは事実だが、
当時の世界の英知を集めて、「人類史上もっとも素晴らしい憲法」を作ろうという
気概のもとで作られ、世界中どこにもない「戦力を持たない」とした9条が生まれた。

そこらへんのところは、
私の大好きなベアテ・シロタ・ゴードンさんも出てくる
ジャン・ユンカーマン監督作品「映画ー日本国憲法」がおすすめ!

「アメリカ人が作ったから、ダメなのだ」と言う主張は、
内容に言及することができない幼稚な主張としか言いようがない。
ともかく、戦前復帰、戦争がしたい、国民より国家、天皇は万世一系、
を理想とする方々が、その「夢」をストレートに語ることをさすがに憚り、
代わりに「言いわけ」として利用する「オタメゴカシ」に過ぎない。

たとえて言えば、
日本人が作ったカミシモよりも、アメリカ人が作ったドレスのほうが
戦後の日本人の体になじんできたのだから、
「誰が作ったか」だけ取り上げて、鬼の首を取ったように騒ぐヤカラは
全くスットコドッコイ、まとはずれと言わざるをえない。

げんに、岩田氏は、「アメリカさんが作った押しつけ憲法だ」と騒ぐくせに、
安倍首相のアメリカすりすり姿勢や、そもそも日米安保体制が日本に
押しつけている沖縄の基地問題には一切言及しない。

日米ガイドラインをどう考えているのか。
完全に、アメリカがご主人様で、日本は下僕であるとしか言えないではないか。
これを受け入れるのなら、
「憲法はご主人様からの押しつけだから、いやなのよ」などと
文句をつけることはできないでしょうに。

かくして、自己矛盾、自己撞着に陥っている岩田氏の主張は、
やたら声を張り上げ、情緒に訴える非論理的なものだった。

それに比べ伊藤さんの主張は、いつにもまして論理的で
一点の「スキ」もなく、流れるように流暢だった。

ただ、今回の企画における青年会議所の進行運営は、
学生の質問者を用意したり、両者の主張を完全に平等に扱ったり、
非常にフェアで評価できるものだった。
最初のビデオ上映さえなければだけど…

さて、ここから宣伝です!
私が世話人をつとめる自治体議員立憲ネットワークの総会で
柳澤協二さんの講演会を行います。

かつての防衛庁官僚。
イラク戦争を始め、日本で一番戦争を知る男として有名な柳澤さん。
今は、アベ政権のやりくちを徹底的に批判している。

テキの内情を最も知っている人のお話を聞くよい機会です。

5月26日(木)午後3時~5時
衆議院第2議員会館第7会議室

詳細はこちら→ チラシ

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  1. 2015/05/10(日) 12:02:47|
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