大野ひろみのクラクラさくら

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貝原浩:チェルノブイリの悲しみが漂う清冽な原画展

3月21日(土)記

昨日、佐倉市立美術館で開かれている故貝原浩さんの
チェルノブイリ・スケッチ「風しもの村」原画展
を観賞した。

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貝原さんはチェルノブイリ事故の6年後の1992年、
ベラルーシを訪問。
立ち入り禁止のはずの村には、ふるさとに戻ってきた村人たちが
昔通りの暮らしを続けていた。

四季折々の行事や穏やかな暮らしが、
美しい色彩と繊細なタッチで和紙に描かれている。

しかし、その裏には、放射能汚染という過酷な現状があり、
村人たちの表情にもかすかな不安感が漂っている…

貝原さんは、暖かな村人たちとの交流を通して
理不尽な運命に翻弄されている人々に寄り添い、
原発という凶器への怒りを、静かに、そして切実に筆に載せている。

絵も素晴らしいが、添えられた筆文字の文章も心打たれる。

戻ってはいけない村に戻ってきた人々のことを
サマショール と呼ぶ。
「勝手に動く人々」という意味らしいが、
わがままな人々 とも訳されている。

なんという皮肉!
日本では、戻ってはいけない場所に、「戻れ、戻れ」と帰還を促し、
ふるさとからやむなく逃げ出した人々を「わがまま」だと非難しているのだ。

この原画展、
佐倉市在住の美術協会員、近藤さんが3年前に他県で見て感動し、
佐倉市でもぜひ開きたいと、一昨年、ネット主催の「神田香織さん講談会」のおり、
私たちにご相談に見えた。

さっそく、市議3人で市立美術館に話に行ったが、
「展示日程が数年先まで決まっているし、
基本的に佐倉市ゆかりの作者のものを中心としている」との
つれない返事。

佐倉市民の声が届かない現状に、ため息をついた。

今回は近藤さんたちが高い展示料金を払っての自主展示。
近藤さんと大中さんという方の作品も、隣のスペースで展示している。
こちらも見ごたえがあり、驚いた。

貝原さんの作品の中でも最も有名な、墨で描かれた女性の群像。
それまでの平和な暮らしを奪われた怒りと悲しみの目が26個、
こちらをじーっと凝視している。
墨がしたたり落ちている跡も生々しく、リアルな緊張感が漂っている。

この作品の前で、近藤さんと伊藤さんとのスリーショット。↓
チェルノブイリ原画展

原画展は、残念ながら、明日22日午後4時で終了する。
いつか近いうち、市の主催で展覧会を開き、佐倉のこどもたちに見てもらいたい。
そんな人が市長になればいいのに・・・

スポーツ新聞もどきの品のない市長選挙の事前文書が
大量にばらまかれている佐倉市では、望むべくもないか・・・

事前文書の主は国会で、
「セシウムは全く心配ない。避難などせず、全員福島に帰還すべきだ」
などと堂々と発言している。
それならご自分が、八千代市から佐倉市などに引っ越してこずに、
福島県へ移住すればいいのに。

さすれば、墨絵の中の女性たちの想いが、いくばくかでも分かるだろうに。

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  1. 2015/03/22(日) 00:28:54|
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