大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

必見です! 映画「日本と原発」

12月16日(火)記

一昨日の衆議院選挙の結果には、予想してはいたものの、
本当にがっくり、激しくうんざり、今もなげやり・・・

奥野総一郎さんは比例復活して嬉しかったが、
若井康彦さんは落選。ああ、落涙・・・
「勝利の美酒を一緒に」と、約束していたのに・・・

BUT! 落ち込んでいられるほど余裕はない。
落ち込んでいても美酒はうまい。(涙)

今日は皆様に絶対見てほしい映画のご案内でーーーす!!!

先日、六本木の小さな映画館で見たドキュメンタリー映画
日本と原発

脱原発運動で獅子奮迅の活躍をなさっている河合弘之弁護士が
なんと映画を監督してしまった!
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左が河合監督、右が盟友の海渡雄一弁護士。構成と監修を手掛けた。

正直、素人が映画を作れるのか、とちょっとドキドキしながら観たが、
これがまあ、お世辞抜きで素晴らしい出来栄え。

尾木ママをちょっと男っぽくしたような河合さんが、
震災地の人々や、小出裕章さん、古賀茂明さん、飯田哲也さんなどに
インタビューしていくのだが、
原発って何? 
原子力規制委員会って何?
再生可能エネルギーでやっていけるの?
などなど、
私たち誰もが抱く疑問に、ひとつひとつ、分かりやすく解説する
形式になっている。

ときには尾木ママ、じゃなくて河合さん本人が
ホワイトボード(アナログ!)にちょこちょことマジックを走らせ、解説する。
「原発ってね、こういう風にお湯を沸かしてその蒸気で電気を・・・」とか、
「原発の電気料金は総括原価方式といって、経費がかかればかかるほど
電力会社は儲かる仕組みで・・・」とか、
「原発で出た使用済み核燃料をこういう風に使いまわして、
半永久的に利用していくのが、もんじゅというどうしようもないやつで・・・」

その語り口がなんともとぼけていて、分かりやすい。

全編、河合さんのユーモラスな風体が、深刻なテーマに
そこはかとない明るさを与えている。
盟友のおなじみ海渡雄一さんもたびたび画面に登場し、
河合さんと漫才トークを繰り広げる。
あまりめげたことが無い、と言い切る海渡さんのポジティブさが眩しい。

しかし、福島県浪江町のエピソードには胸が締め付けられた。
河合さんが現地の方に直接聞いて、明るみに出た話である。

3月11日、津波で壊滅的打撃を受けた海辺の請戸地区。
翌日から、地元消防団らによる懸命の救助活動が始まる。

13日の夜、浜辺にうず高く積ったガレキの中からうめき声や、
トントンと何かを叩く音がする・・・
車のクラクションも聞こえてくる・・・
しかしガレキが邪魔になって近づけない。
もっと装備を整えて明日の朝早く救助に入ろう、とその夜は解散。

ところが、原発事故による放射能汚染が深刻になり、
請戸地区は翌日14日早朝から避難指示地域に指定されてしまった!
もう、救助には入れない。
助かるはずの多くの命が、こうして奪われていった。
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消防団の人が
「今も、あのときのうめき声が耳について離れない・・・」と
涙ながらにおっしゃっていた映像を、以前観たことがある。

浪江町の馬場町長が言葉を詰まらせながら、
河合さんのインタビューを受ける場面には、本当に切なくなった。
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請戸地区で救助活動が再開されたのは、津波から1カ月後。
遺体は損傷が激しく、DNA鑑定で身元判明するしかなかった。
ところが、請戸地区は原発事故直後から、風向きのせいで
ほとんど放射能汚染がなかったことが後日分かった。

馬場町長は悔しそうに言葉を絞りだす。
「救える命も救えなかったし、
すぐ、浜に入れていれば、ご遺体もきれいなままだったのに・・・」

原発事故で全町避難が続く浪江町では、町民1万5500人
原子力損害賠償 紛争解決センターが提示した「精神的慰謝料一律5万円」を
増額するよう求める和解仲介手続き(ADR)を申し立てている。

町ぐるみというのが素晴らしい。

しかし、東電は慰謝料増額を拒否し続けている。
人でなし!!!
家も、家族も、仕事も、暮らしをそっくり奪われて、
たった5万円であきらめろと言うのか。

映画の最後は圧巻だ。
全国54基の原発が次々と画面に登場する。
まるで「進撃の巨人」を見るようだ。
そのおぞましさを倍増させるのが、背後に流れるなんとも美しい音楽。
神秘的でドラマチックな旋律が、なんだかサムラゴ―チ氏の
「ヒロシマ」に似ているなぁ、と思っていたら、
エンドタイトルに「音楽 新垣隆」と出ていたのでビックリ。

上映が終わると、河合・海渡コンビが登場し、トークショー。
ボケと突っ込みを繰り出す。
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しかし、河合さん、オレンジの皮ジャンに緑のインナーって・・・


ともかく、必見の映画です。
2時間以上の作品だけど全く退屈しません。

上映スケジュールはこちらのサイトでご確認を。
http://www.nihontogenpatsu.com/news

300以上の議席を取って、今頃右派右派状態であろうアベ首相よ、
この映画を見なさい!
あなたがオリンピック招致の演説で、
「フクシマは完全にコントロールされている」と言い放つ場面が
出てきますよ。
そこで、観客の失笑が漏れるのを聞きなさい!
少しは恥を知ったらどうですか。

ああ、また腹が立ってきた・・・

今日も最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
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  1. 2014/12/16(火) 02:41:36|
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