大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

岩手県陸前高田から、福島の岳温泉、そして三春町へ

昨日の朝、まずは気仙沼の復興商店街で買い物。
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やっぱり気仙沼名物は「フカヒレスープ」でしょう。
昨年来応援している石渡商店のを探したが見つからず、
別の愛想の良い夫婦のお店で買う。
「今朝最初のお客さんだから、オマケ!」と、茎ワカメをくださった。(^-^)/

水産加工会社のほとんどが壊滅的打撃を受けたが、
一部では元気な復興も進んでいる。
ある一角で魚の濃厚な匂いがした。
見ると、巨大なカジキマグロを何本も台車に乗せて運んでいた。
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さあ、陸前高田にむけ出発!
途中、これまで何度もテレビにも出た象徴的な光景を目にした。↓
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こんな陸地の奥までこんな大きな船が流されるとは、
改めて津波の威力を思い知らされた。

陸前高田にはいるとまず目に付くのが
例の「奇跡の一本松」。

残業ながら今は枯死してしまい、
復元作業が進んでいる。
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問題はその費用。
なんと1億5000万円かけて、もうすぐ完成だとか。
幹の中を空洞にしてカーボンの芯を通す。
枝葉は全てレプリカ。

「復興のシンボルになる」「いや、生活の復興が優先されるべきだろう」と、
市民の間でも意見が別れているそうだ。

全てが押し流された海岸にポツンと立つ松。
命は既に無く、科学の力で「在りし日の姿」を固められて半永久的に立つ。
これを見て、市民が元気になるだろうか?
自然に枯れることも許されない松が
何だか可哀そうで、気が滅入ってしまった。

陸前高田市は中心部を全て津波でやられてしまった。
カーナビでは駅や市役所と表示されているのに、
車の外には何もない風景が続く。

昨日石巻のお弁当屋さんでお昼を食べた時、あとから入って来た青年が陸前高田市出身とのこと。
「明日行くんですよ」と言ったら、すごく喜んでくれた。
それを思い出したら、心がキュッと悲しい音をたてた。

夜は福島の二本松でインターを降りて、岳温泉に泊まる。
気になる放射線量だが、インターを降りた時点で、0・43マイクロシーベルト。
やはり高い。

値段の割にとても気持ちがよく、お料理も美味しい旅館に泊まり、
翌日は三春町を目指す。

途中、雪をかぶった安達太良山がよく見える美しい草原では、0・45。
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二本松城にも寄ったが、「霞ヶ城」という別名の通り、
戊辰戦争の悲劇を経て、儚げに美しい城址公園だった。
ところが、あちこち測定するとやはり高い。
場所によっては、0・71が出た。
すぐ近くには小学校があり、校庭で全員が体操をしている。
ああ、やるせない。

三春町は昔から訪れたかった町。
武藤類子さんが震災まで、カフェをやっていた場所だ。
期待どおり、緑に囲まれた美しい町。
気になる線量は?
しかし、測定器が電池切れ!
すると、捨てる神あれば拾う神あり。
町役場の前に測定器を発見!

0・183・・・
ホッと一安心し、町を散策。
三春町はオープン教育をいち早く始めたことでも有名だが、
大人も子どもも見知らぬ私たちに「今日は!」と挨拶してくる。

アメリカのウィスコンシン州にあるライスレイク市と姉妹都市を結んでいる縁で、
ライスレイク市の大工さんが作ったアメリカ様式の木造ツーバイフォーの住宅が、
町役場のすぐ近くにあった。
案内をしてくださったのはNPOのスタッフの元気な女性。
最初は町直営だったが、今は指定管理者制度。
中はカフェになっていて、コーヒーとクッキーで300円。
2階は宿泊施設だというので見せてもらった。
3部屋ともアメリカ式の素敵なインテリア!
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三春町名物の「滝桜」は既に終わっていた。
「来年は桜の季節に是非泊まりに来てね」
女性スタッフの人懐っこい笑顔に見送られて三春町を後に。

この4日間、いろんな復興を見、いろんな希望と絶望を感じ、
東北の地を駆け巡った。
日本という国のどうしようもない制度欠陥と制度疲労を感じながらの旅だった。

磐越道を走る車の中で、携帯に次々と「業務」連絡が入る。
また、明日から「日常」が始まる。
被災地の人々の「日常」が、いつまた始まるのか、
答えのない問いを繰り返すばかりだ。

  1. 2013/05/02(木) 18:00:32|
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