大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

神田香織さん「チェルノブイリの祈り」大盛況のうちに終了!

3月15日、佐倉市民音楽ホールで、神田香織さんの講談
チェルノブイリの祈りを午後6時半から上演。
大勢の方に見ていただいた。

神田さん事務所のスタッフの方は、午後1時にはホールに入り
準備に余念がない。
そして、神田さん本人が午後4時ごろ楽屋入り。
私たちも、座席表や場内の準備にとりかかる。

劇団の上演に詳しい大場さんが、座席表とシールを用意してくれ、
午後5時半から始まる座席指定のやり方をてきぱきと指導してくれた。
観客が自分で座席表から好きな席を選び、そのシールをチケットに貼る方式。
これはすぐれもの!
 
さて、いよいよ講談が始まったが、私はモギリの御役目で、
後から入って来る人のために、ハサミを握ってひとり入口に立つ。
スピーカーからかすかに、神田さんの講談が聞こえてくる。
「前段」として、福島の現状が語られている。
神田さんはいわき市出身なので、福島への思いは人一倍強く、
支援団体を立ち上げて、子どもの保養など幅広い活動をなさって
いるが、そういう話でもなく、どうやら「講談師」としての
裏話をやっている様子。

講談師は「かつぜつ」が勝負。
そのために、毎日欠かせない訓練が「早口言葉」。
「あいうえお」を「あいうえお、いうえおあ、うえおあい、えおあいう」
というふうに、順番にずらしていく。
「かきくけこ」も同じ。
これを、あ行からワ行まで、まくしたてる。
それも超スピードで!
一回もつまらずにやってのけた神田さんに拍手喝さい。
これを、場外で聞いている私は、欲求不満炸裂!
ちょっと、扉を開けて写真だけ撮った。
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あとで聞いた話だが、後半の「チェルノブイリの祈り」も素晴らしかったが、
この前半部分が、つい最近神田さんが訪れたインドの話も含め、
とてもよかったとのこと。
あああ、モギリ嬢の悲哀をしっかりとかみしめた…

インドではものすごい貧しい村を訪ねたそうだが、
不衛生な環境に最初驚いたものの、
「放射能のほうが何百倍も怖い」と気がついたそうだ。

開始後、1時間経っても遅れて入場する人がおり、
なかなか入口から離れられなかったが、1時間半経って
ようやくホールへ入って行けた。

ちょうど、「チェルノブイリの祈り」のクライマックスに
さしかかったところ。
主人公の若妻リュ―シャが、最愛の夫の変わりゆく姿に絶望しながら、
一心に看病しているくだりだ。
夫ワ―シャが超高濃度の放射線を浴び、日に日に体の中から
やけどをしていく痛々しい描写。
言葉だけで、まざまざと、鮮やかに語り上げる神田さんの力に
感嘆しながら、しかし、あまりにも生々しい描写に
思わず目を閉じた。

夫の死を受け入れられないリュ―シャの悲しみは、
そのまま、今の福島の人々の悲しみに結びつく。

国家の圧力に押しつぶされるのはいつも名もなき市民。
神田さんが一貫して講談に取り上げてきた素材だ。
代表作の「はだしのゲン」にしても、この「チェルノブイリの祈り」に
しても、原爆や原発といった国家的な圧倒的暴力におしひしがれた
人々の苦しみを通して、人間の愚かさと、それをはねかえす強さを
神田さんは訴え続けている。
圧倒的な言葉の力で…

この細い体のどこにそんなエネルギーがあるのか、
2時間近い長丁場を、緩急自在、お腹の底からの声を振り絞り
神田さんは語り終えた。

今回、成田国際高校の演劇部の高校生が先生と一緒に来てくれた。
何日か前、《脱原発・核廃絶》をテーマに自主公演を行うという案内を受け
神田さんの講演があることをお知らせしたら、
佐倉に駆けつけてくれたという次第。
自主公演の内容は以下のとおり。

期日:2013年3月31(日)
場所:成田国際高校文化ホール
内容:
10:00開場
10:30~12:00 映画「フクシマ2011~被曝に晒された人々の記録」
12:45〜14:15 演劇『アトミック・エイジ・ブルース 2』
            (成田国際高校演劇部作)
14:45〜16:00 演劇『父と暮せば』(井上ひさし作)

神田さんも、高校生が大勢来てくれたことに大感激。
終了後、私たちも含め記念撮影をした。
(高校生と先生の肖像権に配慮しました)
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司会を担当した伊藤さんのホットした顔が印象的。

無事にビッグイベントが終了したが、
集客は大変だった。
何しろ600席もある会場。
誰かれなく、顔を見たら「チケット買って~♪」とセールス。
伊藤さんも私も、議会の真っ最中だが、チケット売りに奔走した。
買って下さった皆様、ありがとうございました。

大勢のみなさんに助けられ、
さくらネットの仲間たちと力を合わせて成功させた舞台だった。
アンケート用紙の集計はこれからだが、
何人もの方に「感動した」との感想をいただき、安堵しきり。
これからも、良い企画を続けていきたい。


 









  1. 2013/03/17(日) 00:49:06|
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