大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

福島警戒区域「Jヴィレッジ」に行ってきました!

民主党内の「脱原発派」地方議員が立ちあがった!

原発のない社会を目指す地方議員ネットワーク「グリーンテーブル」が発足。

その発足の会に先立ち企画された福島原発警戒区域内の
Jヴィレッジ視察に同行させてもらった。
さくらネットから、伊藤さん、入江さん、川嶋さん、そして私の4人である。

JR郡山駅からバスに乗り込んだ総勢23人。
三鷹市議の野村さん、あーら久しぶり!武蔵野市議山本ひとみさん、あつしさん、
そして佐倉の私たちと、民主党ではない議員や市民をふところ深く受け入れていただき、
感謝、感謝である。

車中、宮城県議で元アナウンサーの遊佐さんが、昔取った杵柄、歯切れのよい美声で
てきぱきと自己紹介タイムを仕切る。

郡山駅から2時間ほどかかり、バスはJヴィレッジに到着。

Jヴィレッジは福島県楢葉町にある。福島原発から20キロ地点の警戒区域。
JFAサッカーナショナルトレーニングセンターであるJヴィレッジは、
原発事故直後の昨年3月15日以降現在まで、事故収束のための前線・中継基地として使用されている。
現在は東電が運営しており、一日当たり平均約3千人の作業員が時間差で来場し、
防護服に着替え、福島第一原子力発電所へ行き、作業に従事。
終了後はJヴィレッジに戻り、サーベイ(汚染検査)を受け、その結果必要に応じて除染をし、
いわき市や湯本の宿舎に戻る。

バスが着いたときも、数人の作業員の方が帰っていく光景が見られた。
Jビレッジ入口

私たちもJヴィレッジの中に入り、仮設テントの中で青い防護服を着る。
これがそのテント↓
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防護服は、タイベックというポリエチレン不織布でできたフードのついたつなぎ。
手には軍手、靴カバーを履き、マスクも装備。
非日常空間に突然おかれ、ちょっとドキドキする。

Jヴィレッジの中は残念ながら写真禁止。
作業員の方たちのプライバシーを考えると当然かな?
だけど、設備くらいは撮影しても差し障りはないと思うのだが…

その格好で再びバスに乗って、西へ。
途中、除染作業中の現場を見る。
草が刈り取られている。
josenn.jpg

緑深い山道を3キロほど進んだところが「検問所」。
ここから先は許可がないと入れない。

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ゲートの前で、楢葉町役場の環境課職員の話を聞く。
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現在の「警戒区域」指定が、早晩「避難指示解除準備区域」に見直される予定。
詳しい日程はまだ分からない。
町民が帰るためには、除染が必要。
しかし、若い世代、特に子どもを持つ親はためらっているし、
町民のアンケートでも、見直しには意見が二つに分かれている。
8000人いた町民のうち、6000人が福島県内に避難。
そのうち8割がいわき市に避難している。

福島県内はこのように区域分けされている。
120401kuikisaihen.gif

一応、証拠写真として。↓さくら組4人
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さすが、伊藤さんが一番防護服が似合ってる!

このあと、この付近(大坂地区)の山林の除染作業を請け負っている
清水建設の担当者から話を聞く。

生活圏(田んぼや道路)から20メートルの範囲の山林を除染中。
全て人力で、木々の枝を払ってから下草を刈る。落ち葉をさらう。
写真は枝が払われたところ。
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枝、草、落ち葉をフレコンバッグに詰め、近くの仮置き場に保管。
今フレコンは5000個まで増えたが、国の保管場所が未確定なので
3年後には決めてもらいたいとのこと。

国(環境省)発注の除染作業、すでに全国の大手ゼネコンが受注し、
多額の税金が使われている。
一部では、除染特需と揶揄されているとおり、ゼネコンにとっては
ウェルカムの公共事業である

清水建設が請け負っているのは20ヘクタール。
それを今年10月末までに終えるという。
だが、福島の深い緑の森を見ると、とてつもない作業だと思える。
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除染しても、除染しても、森の奥から放射性物質は流れてくるのではないか。
まるで、賽ノ河原の石積みのようだ。

除染して本当に効果が表れればよいが、行程は始まったばかり。
清水建設の担当者によれば、除染された場所はそれまで0.7~0.8μシーベルト
だったのが、0.4くらいに半減するという。
だが、それが一時的なものだったら?
巨額の費用が、ゼネコンを潤すために使われるということになる。

ため息をつきながら、Jヴィレッジに戻る。

再び仮設テントの中に入り、防護服を脱ぎ、手袋、マスク、靴カバーを取る。
全ては使い捨て。
作業員は1日3000人。廃棄処分の防護服などは膨大な量になるが、
Jヴィレッジの敷地内に保管されている。そろそろ限界。
ゆくゆくは福島第1原発内に返しに行くという。
たぶん、焼却処分。

このあと、放射能測定器に両腕を入れ、異常なしのお墨付きを得て出口へ。

時間が押していたが、Jヴィレッジ内を東電の担当職員に案内してもらう。

作業員の更衣室には、さまざまなタイプのマスクが準備されている。
今日のように暑い日は、防護服を着て、特殊マスクをつけて、本当に
大変だと思う。
夏期間は、午後2時~4時までは作業禁止だとか。
1日の作業時間は人によって(線量によって)異なるが、
今は大体、短くて1時間、長くて2時間。

施設内は、サッカーのトレーニング施設として華やかな時代がつい最近まで
あったことをしのばせるJリーグの写真やポスターが、あちこちに貼られている。
それが余計、原発事故の悲惨さを浮き彫りにしているのだ。

最後に屋上に出ると、遠くに広野火力発電所が見えた。
(白い煙突が3本)
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Jヴィレッジ自慢の11面の天然芝フィールドは、2面を除き駐車場、資材置き場、
ヘリポート、汚染車両の除染場として利用されており、以前の面影は全くない。

屋上への出入り口に、なぜか神棚が!
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このあと会議室に戻り、質疑応答の時間を取ってもらった。

◆気になる4号機は今どんな状況か?
◇ベースのところは補強し、以前より20%は強化された。
 燃料プールの側壁が格納庫の壁の一部になっており、
 3.11並みの地震が来ても大丈夫。
 (うーん、信じたいが… ほんとに大丈夫???)

◆津波対策は?
◇仮設の防波堤を作っている。
 緊急用の電源系は高い所に作っているし、電源車も配備した。

◆防波堤は何メートルか?
◇今すぐ分からないので、ちょっとお時間を。
 ・・・・・
◇分かりました。10メートルの仮設防波堤を建設中。
◆今までは何メートルだったのか?
◇3~4メートルだった。
◆仮設ということだが、最終的には何メートルにするのか?
◇3.11を考えると、15メートルでしょうな。
 (うーん、ちょっと人ごとのような回答で、ほんとに大丈夫?)

大幅に時間を延長し、視察終了。

さて、会議室の椅子の後ろ側には、あの有名選手の名前が!
その椅子に座ってにっこりの三鷹市議野村さん↓
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名前が読めますか?

答えは
中田英寿でした!

Jヴィレッジに別れを告げ、バスはいわき湯本へ。
ここでほとんどの参加者がホテルに泊まり、懇親会、そして明日の
「グリーンテーブル」発足の会に臨む。

私たち日帰り組は、スーパーひたちで一路上野へ。

別れ際、グリーンテーブルの呼びかけ人、川名ゆうじ武蔵野市議、遊佐宮城県議、山田滋賀県議と、
今後とも、脱原発を目指して強く連携していこうと、固い握手をかわした。

昨日は代々木17万人デモ、今日は福島Jヴィレッジと、ハードな日程を無事こなし、
だけど帰りの車内では、またもやアイパッドとむなしい格闘を続ける大野でした。

  1. 2012/07/18(水) 02:18:41|
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