大野ひろみのクラクラさくら

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震災ガレキの現場を歩く! 宮城県視察 ~その①石巻市~

5月14日~15日、宮城県石巻市、女川町、仙台市をまわり、
震災ガレキの現場をみてきた。
同行者は佐倉市議の伊藤とし子、五十嵐ともみ、そして四街道市議大谷順子。
伊藤さんが事前にかなり内容を詰めてくれ,またコーディネーターのマサさんが
地元を知り尽くした素晴らしいガイドをしてくれたので、大変充実した視察となった。

1.石巻市 5月14日(月)

石巻市に向かう途中、車窓から美しい松島を眺めたあと、東松島市に立ち寄る。
松島市は無数の小島が津波を防いでくれ、ほとんど被害がなかったが、
隣の東松島市は大きなダメージを受けた。
junkbeach.jpg
左手前の黒いビニールシートをかぶっているのが堤防。左が海になる。
遠景にガレキの山が写っている。なぎ倒された建物のあとが点々と…

石巻市では職員の方の案内で、まずは近くの日和山へ。
日和山から

頂上に登って、あっと思った。

ここは、NHKの番組で見たあの山だ。
当日ここに避難してきた人々のその後を追った番組だったが、
あるお父さんは取材を受けた直後に家に戻り流されたという。

石巻市は人口16万人(佐倉市17万6000人より少し少ない)。
今回の大津波で3,900人もの市民が命を落とした。
被災自治体の中では最大の被害数となる。

石巻市で発生した震災ガレキは616万3000トン
宮城県全体で1569万1000トンだから、40%を占める膨大な量だ。

石巻市、東松島市、女川町で「石巻ブロック」を構成。
3自治体合計で846万3000トンの震災ガレキの処理に当たっている。

石巻港に作られた一次仮置き場と二次仮置き場を視察した。

【一次仮置き場】
ガレキのアラ選別と破砕を行っている。
まずはヘルメットとマスク着用。
ヘル着用

選別前のガレキの山。
石巻ガレキの山

混合ごみの山のあちこちにガス抜きのパイプが見える。
石巻混合ごみ

【二次仮置き場】
ガレキを30センチ以下に砕き、木くずや廃プラスチックなどを手選別。
選別ライン

【仮設焼却炉】
ストーカー炉3基とキルン炉2基、合計5基が建設中。
これはストーカー炉↓
石巻ストーカー炉

キルン炉↓
石巻焼却炉
このうち1基が完成、私たちが訪問した前日に細野環境大臣出席のもと
「火入れ式」が行われたという。

焼却炉は1基40億円、5基で200億円。
プラント全体の総工費は400億円。
人件費も含め、3カ年の経費は1920億円。

これだけの費用がかかるが、この処分場は2014年3月には閉鎖。
焼却炉も解体されてしまう。
せっかく作るのに、わずか2年弱で取り壊すとはもったいない。

石巻ブロックからは県外での広域処理として、290万トンが予定されている。
このうちリサイクルされる量が201万トン。
つまり、広域で焼却される量は、わずか90万トン弱
仮設焼却炉を期間延長して使えば、広域処理をしなくてもいいのではないか。

と思って計算してみたら、アララ!
仮設焼却炉の3基合計で1日1500トンの処理能力。
1年間300日の稼働として、1500×300=45万トン。
2年もあれば、広域処理分は全て燃やせるのだ。

ここは人里離れた海岸の処分場。
なんで2014年3月で閉鎖しなければならないのか。急ぐ必要性は全くない。
リサイクルも時間をかけてやればいいし、焼却も2年延長すれば処理できるのだ。

広い処分場を歩き回り、写真をとりまくり、ぐったり疲れてしまった。

次号へ続く。







  1. 2012/05/17(木) 11:51:55|
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