大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

「放射線を正しく学ぼう!」な~んちゃって… 問題おおあり副読本

昨年11月、文科省は小中学校向けに、「放射線等に関する副読本」
なるものを作成。
今年4月から「放射線教育に活用するように」と、全国の学校に
送付した。

これが案の定、非常に問題の多い中身なのだ。
小学校用副読本の表紙↓からして、問題おおあり全開モード!
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私たちの身の回りには昔から放射線があふれかえっているというのだ。

(小学校・教師用解説書より)
私たちは、宇宙、地面、空気、食べ物などの自然界から常に
放射線を受けていることを理解できるようにする。

身近に受ける放射線があることを伝え、
放射線に対して児童が不安を抱かないように配慮する必要がある。


この基本線に基づき、こんな図表も堂々と載せられている。
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ほとんどの食物には、もともと放射性物質(カリウム40)が含まれているので
そんなに大騒ぎすることはない、と言いたいのがアリアリ。

だがしかし、4月から一般食品の放射性物質の規制値が500→100ベクレル、
飲み物が牛乳200→50、水200→10と大幅に厳しくなった。
これらの数値に対し、副読本で一体どのように教えようというのか。
現状のほうが百歩も万歩も進んでしまっている今、
こんな副読本の数値をのんびりと教えていたのでは、ダブルスタンダードを
子どもに押しつけることになり、教育上はなはだよろしくない。

こんなスットコドッコイな教材を子どもたちにばらまかれてはたまらない!
というわけで、本日教育委員会に、ネットの3人(伊藤、五十嵐、大野)で
訴えに行った。

電話でアポも取らずだしぬけにお邪魔したのに、新任の指導課課長ら
担当職員の方たちはいやな顔ひとつせず、きちんと話を聞いてくれた。

今のところ副読本は各学校に届けられたままの状態だそうな。
今後、学校の裁量で教材の扱いが決まる。

でも、佐倉市は文科省の認識よりもはるかに厳しい認識で
放射性物質の規制値を0.223μシーベルトと決め、
それ以上の場所を除染対象としている。

自分が通う学校の校庭で盛大に除染作業が始まっているというのに、
副読本では「昔から放射能は身近にあったんだよ~]と
猫なで声をだされても、誰が信じる?
子どもたちの頭にいたずらに混乱を招くだけで、こんな教材は
まさに百害あって一利なし。

そこでお立会い!
素敵な福島大の面々が文科省の副読本に対抗する独自の
副読本を作った。
表紙にはこう書かれてある。

減思力げんしりょく)」を防ぎ、判断力、批判力を育むために

原子力ムラは「減思力」、冷温停止はできないけど思考停止はお手の物。
このまっとうな副読本はこちらで見られる↓
https://www.ad.ipc.fukushima-u.ac.jp/~a067/FGF/FukushimaUniv_RadiationText_PDF.pdf



  1. 2012/04/05(木) 00:02:27|
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