大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

福島県郡山市の「命と尊厳を守る」シンポジウムに参加しました。

3月10日(土)
あの衝撃の日から明日でちょうど1年。
その日を前にして福島県郡山市で開かれるシンポジウム
福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る
法制定を求めて

に参加した。

初めての郡山市は、粉雪がちらついていた。
気温は0度。
放射線測定器を持っていき、同行した伊藤さんと、シンポが始まる前、
駅前の一帯を測定した。

結果は、最大値0.6台。やはり線量は高かった。

駅前にはモニタリングポストが設置され、常時線量の値が
見られるようになっている。
moniteringpost.jpg
数値は0.431を示している。

駅前通り↓
kooriyamastreet.jpg

こんな看板が立っていた!
baishou.jpg

シンポの会場は大きなビルの7階。
すぐ隣で食品放射能測定室を発見!
foodcounter.jpg
3月から郡山市が始めた食品測定。
市内に40か所もうけられたと聞き、びっくり。
しかも無料。
職員の女性に「すごいですねぇ」と言うと、
「線量が高いですからねぇ」

シンポジウムは秋元理匡弁護士による基調講演。
福島原発震災被害者の援護のための特別立法について

私たち地方議員で作っている「福島原発震災情報連絡センター」は
この援護法制定をめざし、各市議会で意見書を出している。

秋元弁護士の話は簡潔でポイントをついたものだったので、
非常に分かりやすかった。

まず、今回の原発事故は「公害」であると断言。
そして未曾有でも何でもない、とバッサリ。
これまで水俣病、イタイイタイ病と繰り返されてきた「公害」であり、
危険を知りながら、企業と国は利益を上げるために隠ぺいしてきた、
という構図は毎度おなじみのもの。

しかし、今回の原発事故は、住民の「安心して生きる権利」を
根こそぎ奪い、避難した人と避難できない人を分断し、
新たな差別を生んでいる。
救済する法律を早急に造らなければならない。

法案に盛り込むべき事項
・生活再建
・健康管理調査と無償医療の実施
・避難と残留について、被害者の自己決定権の尊重
・差別防止措置
など。

午後からは「各地からの報告」
浪江町、二本松、飯館村、いわき市、南相馬市、福島市から
住民の方が参加し、あの日からどう生き、考え、苦闘してきた
かを語られた。

特に印象に残ったのが浪江町から来た橘さん。
womanfromnamie.jpg
事故直後、町からは避難指示は一切出されなかったという。
国からの指示が町長に行ってなかったのだ。
橘さんたちは、何も情報がないまま、赤宇木(あこうぎ)、二本松と
わざわざ放射線量の高い地域を転々と避難していった。
携帯電話がようやくつながった15日、とんでもない放射能汚染を
初めて知ることになる。
子どもも大勢いたのに、ヨウ素剤は配られなかった。
橘さんは怒りを込めていう。
「戦時中の満州で、国は国民を捨てることを経験した。
今度も、ああ、何かことが起きれば住民は置いていかれるんだと思った」

このあとは、「震災連絡情報センター」の共同代表であるいわき市議
佐藤和良さんがコーディネーターを務めるパネルディスカッション。

どの発言も非常に重く、強く、厳しく、的確であった。
整理して書く時間がない。
詳細は佐藤さんのブログをご覧ください。(すみません)

会場ではびっくりの再会が2つもあった。
一人は生活クラブのKさん。
千葉から郡山に転勤してきたそうな。
もう一人は朝日新聞記者のOさん。
県議のときにお世話になった記者さんだが、事故のあと
郡山支局に配属になったという。

そして一番の驚きの再会がこれ↓
matsuyasan.jpg

震災連絡情報センター共同代表の松谷さん… ではなくて、
その隣に置かれた大きな毛糸の球!
実はこれ、昨年秋、経産省前の「女たちの座り込み」のときに、
毛糸の指編みというのをみんなでやった。
その編んだひもをぐるぐるまきにして、最後は緑色の毛糸で
地球儀みたいになるんだよ、と聞かされていた。

それが、これだった。
わずか半年前のことだが、もうずいぶん時がたったような気がする。

明日はいよいよ3月11日。
さくらネットでは「大津波のあとに」を上映する。
まさしく1年前のこの日、多くの命が奪われた。

3月11日、いろんな過ごし方があると思います。
あの日、あの出来事を忘れてはいけない、という願いを込めて
鎮魂のドキュメンタリー映画を上映します。
ぜひ、お出かけください。





  1. 2012/03/11(日) 01:59:25|
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