大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

TPPで暮らしが壊される、安心が打ち砕かれる!

2月4日(土)
さくら・市民ネットワーク第31回総会!
これに先立って、農業ジャーナリスト大野和興さんを講師に
学習会TPPで暮らしはどう変わるか?
を開いた。

1週間政策カーで宣伝したせいか、会場は満杯。
大野さんは持ち前の歯切れのよい語り口で、TPPの
問題点を喝破。

TPPは軍事と経済のリンクである
一昨年 10月、菅前首相が突然TPPを言い出し、後を受けた
野田首相が前のめりに進めているTPP交渉参加とは、まさに
経済と軍事を一体とした日米同盟深化 にほかならない。

アメリカは「中国封じ込め戦略」としてTPPを位置付けている。

中国シフトの第一線である韓国済州島、
沖縄、グアム、米軍の太平洋司令部があるハワイ、
米海兵隊が常駐することになったオーストラリア
二重,三重に中国を包囲するこれらの軍事網は地域的に
TPPとほぼ重なる。

TPPは社会の在り方を丸ごと変える
TPP(アメリカ)の狙いは、非関税障壁の撤廃。
非関税障壁とは?
貿易を制限するのが「関税」だが、関税以外に貿易を邪魔するもの。
◆農業では農地法。
 農地法があるおかげで、農地に資本が手を出せない。
 TPPに正式参加すると、まず農地法が変えられるだろう。

◆漁業権も障壁。
 江戸時代から続いてきた慣行権は、漁師の権利を守り、
 海はみんなのものという考え方を守ってきた。
 ここに資本の手が入ると、海岸に原発も造り放題。

◆労働者の権利も邪魔もの
 ストライキもできす、雇用条件はズタズタ。
 TPPで自由に首切り、自由に給料カット!

◆国民健康保険
 まず混合診療が導入される。
 自由診療が可能になり、医者も製薬会社も儲かるからシェア拡大。
 国民健康保険はすかすかになり、財源不足でパンク。
 金持ちだけが安心の医療を受けられるアメリカ型社会に…

◆遺伝子組み換え食品がなだれ込んでくる。
 アメリカのモンサント社が狙っているGM食品の日本侵略。
 遺伝子組み換えの表示が取っ払われ、
 食卓は危険なGM食品だらけになる。
 アメリカの戦略商品は武器とGM食品なのだ!

総仕上げはISD条項
ISD条項とは企業の投資の利益が、相手国の法律よりも
優先されること。
つまり、ある外資系企業が日本で儲けるために、
邪魔となる法律は無視してよくなる。
これは治外法権だ!

ぞっとする先例
◆メキシコ
 アメリカの産廃業者がメキシコで操業開始し、環境汚染を
 引き起こした。メキシコ政府は当然のこと、操業差し止めを
 命じたが、産廃業者は「投資の自由を妨げられた」として
 世界銀行の下部組織である国際法廷に訴えた。
 そしてメキシコ政府は敗訴し、多額の賠償金を支払わされた。
◆カナダ
 やはりアメリカの事業者によりPCB汚染を引き起こされたが、
 メキシコと同様、敗訴。そして多額の賠償金…

アメリカと日本の1%がメリットを享受し、
99%がデメリットを科せられるTPP。
私たちは、世界中の99%と連帯しなければならない。
特に、ずっと虐げられてきた最底辺の先住民と連帯し、
「モノとカネ」だけが幅を利かす世の中を打ち破って
いかなければならない。

大変分かりやすいお話をありがとうございました、大野さん! 

  1. 2012/02/05(日) 02:21:52|
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