大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

武田鉄矢氏は原発推進派?

朝、車を運転しているときによく聞くラジオ番組に、
「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」(文化放送)というのがある。
武田氏が読んだ1冊の本を1週間のテーマにして10分ほどしゃべりまくる番組で、
結構おもしろくてよく聞いていた。

ところが、10月7日の放送を聞いて、ひっくりかえった。
とんでもない原発推進の放送だったのだ。

途中から聞いたので、全容は分からないが、それでもひっくり返った。
この日は武田徹氏の「核論」という書物をさかなにしゃべっていたようだが、
ひどい内容だった。
以下、その発言の概要。

◆プルトニウムは猛毒なので、いったん作りだされてしまったのだから、
 これは燃やしつくさなければならない。だから、もんじゅは動かすべきだ。
◆「脱原発」は100年単位。200年~300年はかかる。数年単位で考えるもんじゃない。
 原発に対してはヒステリックにならずに、原子力に対して知恵をふやすことが大切だ。
◆東海村のJCOの事故は、現場の作業員の無知ゆえの事故。
 二人の作業員は「臨界」すら何のことか知らず、原発についてはサルだった。
◆スウェーデンでは「安全な原発」が開発されていて、格納容器内で自動的に冷やす
 「考える原発」ができている。日本でもT社(東芝?)がすでに開発しているらしい。
 それは完全密封型の小型原子炉で、使い終わったらそのまま廃棄できる。
◆80歳の老夫婦がガイガーカウンターを購入して、あちこち測定をしているが
 こういうのは切ないなぁ。(ためいき)

と、まあ、全篇この調子。
もんじゅの問題点など全く言及なし。ましてや、内部被曝についての言及は
一切なし。
聞いていて一番問題だと思ったのは、JCOの事故で死んだ二人の作業員を、
「無知」のひとことで冷たく片付けたことだ。
その一方で、現在福島原発で働いている東電の吉田所長以下の作業員に対して、
敬礼でもしているようなねぎらいの言葉があふれ出ている。
この「差別」はなんなのだろうか。

今、原発で出た放射性廃棄物の処理の仕方も全く分からないというのに、
小型原子炉はそのままポイ捨てできるなど、単純に信じ込む思考回路。

武田氏が主演した「下りていく生き方」という映画を昨年見て、
今までのイメージを払しょく、なかなかエコな人間ではないか、と
私の中ではポイントを上げつつあったのに、これで一気に最下層へ沈みこんだ。

80歳の老夫婦が何を思って測定器で放射能を測っているのか。
それはたぶん、孫のことを思って、日本の未来のことを思って
「大人の責任」を取ろうとして、測っているのではあるまいか。
一番切ないのは、武田さん、あなたではなくて、その老夫婦ですよ。

そして今日本には、この老夫婦のような人が何百万人といるに違いない。

「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」はこちらで聴けます。








  1. 2011/10/11(火) 00:00:48|
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