大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

前橋で叫んだ、八ツ場ダムも原発もいらない!

9月24日(金)群馬県前橋市新前橋で開かれたシンポジウムへ。
知っていますか? 八ツ場ダムの真実に参加。

最近とみに「八ツ場ダムはやっぱり作るべきだ」という声が、自民党、いや
民主党サイドさえからも起きている。

これは、「原発を再稼働せよ」という盛り上がりの構図と全く同じだ。

官僚は、事故が起きようと、不必要性が火を見るより明らかであろうと、世論がどうであろうと、
「作る!」と決めたら、ダムでも原発でも「作る」のである。
それ以外の判断はない。
よく官僚が使う言葉に、「すでに胎児は産道に入ってしまった」というのがある。
だから、後戻りはできないと。
ふざけるな。
利権のために作るダムや原発を、人の胎児にたとえるとは何事か!
産道、いや、賛同しません。

八ツ場ダムの公式検証が終わり、やっぱり八ツ場は作るべきだという結論を出したのが、
だれあろう、八ツ場をこれまで推進してきた張本人の当事者「国交省」なのである。
被告と弁護士と裁判官を、同一人物がやっているようなもんだ。
しかも、国交省が出すデータはデタラメだらけで、「八ツ場ダムありき」でねつ造されたもの。
こんなもの、誰が信用できるのか。

一方、八ツ場ダムの正当性に疑問を表明し、ずっと反対してきた市民団体側は
かなりの科学的で正確なデータを積み重ねてきた。
その集大成というべき本日の学習会。

会場に入ったら、すでにキュートな関さんのお話が始まっていた。
会場はいっぱいの入りで空席を探しているあいだに関さんのお話はほとんど終わり、
中身にはついていけず、残念無念。

最後のほうで「八ツ場ダムの治水効果は地域限定的で、小さい。洪水対策をするなら、
八ツ場ダムに多額の費用を投じるより、利根川流域の脆弱な堤防強化にお金をかけた
ほうがよい」というお話を聞き、私も県議会でずっと訴えてきたことでもあり、
そうだ、そうだと拍手をした。

千葉県議会でも、先日の大雨災害をとりあげ、八ツ場を早く作るべきだと声高に
叫ぶ県議がいるが、何を勘違いしているのだろう。
八ツ場ダムを造っても、ハ斗島地点で、水位はわずか13センチしか下がらないのだよ。
島津さんが計算したこの数字には、国交省も反論できていない。

以前、県議になりたてのころ、県の治水関係の職員がこんなことを言っていた。
「大雨のときの利根川を見たことがありますか。
ひたひたと堤防を上がってくる水面を見ていると、たとえ1センチでも下がってほしい
と思いますよ。だから、八ツ場は必要なんです」

そのときは不覚にも黙ってしまったが、よく考えるとおかしい。
本当におかしい。
1センチなんて、波がざぶんとくればそれで終わり。
堤防の高さは4メートルはある。何が1センチだ。
わずか13センチのために八ツ場ダムを造るより、水漏れの危険性のある個所の改修が
先ではないか!
しかも、危険性のある個所の改修は、いまだ50%台しか行われていないのだぞ。

後半の部では、八ツ場現地の代替地の危険性に焦点が当てられた。

ちょうど1か月前に現地を訪れたときに取った代替地の写真がこれ。↓
ハスの窓から撮ったので不鮮明ですがお許しを。
daitaichi.jpg

新築の家が積み木のように並んでいるが、後ろは大きながけになっている。
ここは山を切り崩して造られた代替地。
一見安全そうだが、講師の専門家、中川さんと中山さんが厳しい指摘をなさった。

後ろの山には本来の自然の力が残っている。
大きく削り取られた場合、重しがなくなった状態の残された部分は、
今度はふくれようとする。複雑な力がかかってくるというのだ。
また、山林は今は手入れもされず、針葉樹の多くはモヤシのようにやせ細っている。
大雨がふれば倒れやすく、数本倒れると、雪崩のように、周辺の木々や土石を
まきこみ大規模な土石流となって流れ落ちてくる。

今回の台風12号では死者100人以上となり、平成最大の台風被害となったが、
その多くはダムが決壊したり、山崩れが原因だ。
ダム自身が被害を起こし、拡大している。

効果が限りなく地域限定的な八ツ場を作るより、山林を伐採・手入れして、土石流を
起こさせない対策をしっかりやり、堤防を強化する改修工事を薦めること。
これしかない!!!

何度でもいう。
官僚の飯のタネ、ダムも原発もいらない

  1. 2011/09/24(土) 12:58:29|
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