大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

新たな悩み、放射性セシウムの定量下限値

以前、このブログで、「不検出のカラクリ」を書いた。
食品の放射能測定で必ず使われる「放射性セシウムは不検出でした」という
アレである。

これは、放射性セシウムがゼロという意味ではなく、
測定器がこれ以上は測れない「定量下限値」以下なので、測定できませんでした
という意味である、と…
だから、安心できないのだと…

しかし、この定量下限値というのが分析器によってバラバラである。
お米は千葉県をはじめ、どこの県も大体1キロ当たり「20ベクレル」を下限値としている。
ところが調べてみると、宮城県登米市では2ベクレルまで検出しているという。
なんと10分の1まで測っているのだ。
これならかなり正確な数値が分かるからいいか、と思うと、さにあらず。

時間がかかるのだ!

先日、千葉県の担当者に聞いたところによると、どの分析器でもいくらでも詳細に
測ることはできるが、下限値と測定時間は反比例するという。
例えば20ベクレル/kgという下限値を、同じ器械で1ベクレルまで測るとすると、
10分の測定が3時間もかかってしまう。
むむむ…

で、悩ましいのが子どもたちの給食。
給食の食材は、佐倉市のように自校方式だと、直前まで「産地」が特定できないケースが多い。
現在のような、国も県も、週に何回か数品目ずつしか測定できない状況では、ほとんどの食材が
野放し状態であると言ってもよい。

そこで、私たちが今期待を寄せているのが、その日給食のメニューにあがった食材を、
全部ひっくるめて測ってしまう「ワン・ディッシュ方式」というやり方だ。
給食全体の食材をケースに入れて、丸ごと測るという仕組みらしい。
非公式なルートによると、すでに開発された技術だという。

しかし、下限値がかなり高い。90ベクレルなどとも言われている。
むむむ。
でも、これで、ある程度放射性セシウムが高いか低いかぐらいは分かる。
今求められているのは、限りなくゼロに近い正確な数値ではなく、
その日に子どもたちが食べる給食を、「危険」か「危険でない」か、見極めることではないか。
それも、短時間でやらなければ意味がない。
給食の食材が学校に届く前にササッとやらなければならない。
それも、毎日…

市に対して、給食の安全性をどのレベルまで求めていくのか、実に悩ましい。
しかし、こんな放射性セシウムの検出で頭を悩ませるようなことがあろうとは、
よもや思わなかった。
3月11日までは…

下限値って、いいカゲンにはできませぬ。











  1. 2011/09/18(日) 12:09:03|
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