4月16日(土)記
いやぁ、ご無沙汰しておりました。
身辺、いろいろ慌ただしく、ブログの更新をさぼること1カ月半。
ようやく一息ついたところで、再びのスタートでございます。
これに懲りずに、引き続きご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。
熊本ではえらいことになっております。
1日も早い地震の収束と、被災者の皆様が元の生活に戻れるよう、
願ってやみません。
私の父親は大分県出身。
小さい頃はよく、大分市や別府温泉に行った。
大分でも被害が出ている由、親戚もいるので気がかりだ。
それよりも気がかりなのが、今のアベ政権。
これまでも、散々批判してきた
緊急事態条項。
安倍首相は、本丸の9条改憲さすがに敷居が高いとして、
まずはおためし改憲として
この緊急事態条項から取りかかると、喧伝されている。
ところが、調べれば調べるほど、緊急事態条項じたいが
本丸ではないか、と思えてきた。
なぜなら、このジョーコ―、トランプで言う万能の切り札
ジョーカーなのである。
これさえあれば、国民に命令はできるし、
地方自治体は自由に動かせるし、
法律は作り放題、予算は使い放題。
国会なんかいらんもんね。
な~んでも政府の思い通り。
素晴らしきかな、緊急事態ジョーカー!
このジョーカーを使うときは次の2ケース。
①武力攻撃やテロ
②地震など、大規模な自然災害
今回の熊本地震も、もし緊急事態条項が創設されていたら
もちろん対象となったはず。
しかし、昨日、次のようなニュースを目にした。
「屋外に避難している住民は全員屋内に戻すよう」という
政府の指示に対して、
熊本県知事が「避難所が足りなくて皆さんがあそこに出たわけではない。
余震が怖くて部屋の中にいられないから出たんだ。
現場の気持ちが分かっていない」と
不快感をあらわにしたとか。
写真は、14日、学校の校庭に避難し一夜を明かしている人々(毎日新聞より)

災害に備えて、「災害対策基本法」という法律がある。
住民の避難や、立ち入り禁止地区の設定や、自衛隊要請など
災害時に必要な対処は全て書かれている。
この法律では、
まず、地元の市町村に一義的な権限を与え、その次が都道府県、
そして国は後方支援に回ると明記されている。
地元が一番迅速に動けるし、事情を知り尽くしているから当然だ。
これと逆をいくのが、緊急事態条項だ。
まず、国家がしゃしゃり出てくる。
地元市町村は後ろに引っ込み、国の指示通り動かねばならない。
熊本県知事がいくら頑張っても、青空避難者は建物の中に
収容されることになる。
しかも、熊本で起きた地震のために、全国で「緊急事態」発令に
従わなければならない。
こんな理不尽でケッタイな制度はないだろう。
7月の参院選(衆参同日選もアリ?)で自民・公明が大勝すれば
間違いなく、緊急事態条項が憲法に盛り込まれることになる。
「県議は仮の姿、実は絵描き屋さん」の山本友子が書いてくれた図。
安倍首相そっくりのジョーカーである↓

こんな万能カードを出させないよう、
こっちが安倍政権にレッドカードをつきつけましょう!
あっ、アメリカにもトランプさんがいましたっけね。
ついでに、明日の学習会の宣伝です。
震災から5年福島を忘れない福島で今、何が起きているか?
汚染水がどうなっているかさえ、もはや私たちには
正しい情報は届いていません。
被災者・避難者に寄り添い、パワフルな活動を続けている
前いわき市議佐藤和良さんにお話をうかがいます。
現地のリアルな情報が聞けます。
日時 4月17日(日)13:30~15:30
会場 千葉市きぼーる15階
講師 佐藤和良さん(前いわき市議、福島原発刑事訴訟支援団団長)
資料代 500円チラシ最後までお読みいただきありがとうございます。
久しぶりなので肩がこりました。
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- 2016/04/17(日) 01:12:10|
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