大野ひろみのクラクラさくら

議会はなんでもありのワンダーランド。あきれたり、怒ったり、笑ったり、クラクラしながら言いたいことは言わせてもらいます!

台風被害、印旛沼、そして秋葉八千代市長

10月20日(日)
大雨の中、伊藤さんと八千代市民会館へ。
八千代市で長年環境保全活動をしていらっしゃるKさんから
お誘いを受け、
どうする?これからの八千代の自然
というシンポジウムに参加。

基調講演の原科幸彦千葉商科大教授のお話が面白かった。

原科教授は環境アセスメントの専門家。

環境アセスはとかく評判が悪い。
環境を開発から守るために行われているはずなのに、
大規模な事業に限られ、面倒で長ったらしい手続を経て、
ほとんど全て、開発にゴーサインが出されてきた。

八ツ場ダムしかり、
長良川河口堰しかり…

常に行政側(開発者)の意向に合わせるので
環境アワスメントと揶揄されるゆえんである。

そこで、原科教授は
秘策・簡易アセスを提唱する。

簡易アセスとは、
専門家と関係住民らで十分な協議を行い、
調査項目の範囲や方法を絞り込む。
対象が通常のアセスよりもグッと狭まるので
コストは数十分の一で済む。
これまでアセスにかけられなかった小規模の開発行為も
アセスの網にかけられることになり、
環境保全には大きな味方となる!

これって、佐倉市でも使えそう!

ところで、パネルディスカッションには
秋葉八千代市長も登壇。
IMG_0981.jpg

秋葉さん、思ったより元気そう。
問題の新川開発計画についてはさすがに言及しなかったが
八千代市の「緑の基本計画」が抱える矛盾点を的確に述べた。
つまり、これは緑を増やす目標値を掲げた中長期的な計画であるが、
一方で、八千代市は東葉高速鉄道建設での3000億円もの借金
のせいで、人口を増やし続けていかなければならない。
開発と、緑の保全と…
秋葉ハムレットの悩みは深い。

現実に八千代市は毎年1500人以上、人口が増加し続けている。
10年ほど前は佐倉市のほうが人口が多かったが、
今はずいぶんと水をあけられてしまった。

2013年3月末
八千代市人口 19万3117人
佐倉市 人口 17万7549人

秋葉市長、こんなことも言った。

今までは「河川改修」に否定的だったが、
今回の台風26号で認識が変わった。
(え、えーっ?)
印旛沼の水位が上がったので、大量の新川の水を
大和田排水機場から花見川へと流した。
その結果花見川の水位が上がり、周辺の300世帯が浸水してしまった。
だから花見川の改修が必要だ。
(あ、そういうことか、ホッ)

佐倉市側から見たら、印旛沼の水位が1.6メートルも上がったので、
何とかして東京湾に流す必要があり、大和田排水機場は頼みの綱だった。
悪いことに、臼井地区では土地改良区の排水ポンプ場が冠水し、
動かなくなった。

台風の16日、臼井地区のYさんから知らせを受け、
急きょ現場に駆けつけてみると…
IMG_0946.jpg
住宅街が冠水。
床上浸水のおうちも何軒か…

国道296から見える田んぼも、この日はまるで湖。↓
IMG_0936.jpg<

佐倉市の被害状況は
床上浸水15件、床下浸水108件。
土砂災害16件
避難者最多時76人

台風から3日後、恒例の印旛沼清掃にネットのメンバーで参加。
まだ水かさが高い印旛沼周辺を歩いた。
ゴミの収穫はあまりなかったが、1時間半のウォーキングは
結構楽しかった。
IMG_0980.jpg

秋葉市長の話に戻るが、
コアな支持者からはそっぽを向かれ、
議会では前市長派から集中砲火を浴び、
まだまだ四面楚歌の状況が続く。

でも、今日の姿を見ていると、
ともかく市民と対話をして物事を進めて行こうという
彼本来の姿勢が伝わってきて、一安心。
再び八千代市が「開発優先、土建型行政」に陥らないために
秋葉市長を市民がしっかりと支えていく必要があると
あらためて感じた。

  1. 2013/10/20(日) 23:51:37|
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映画「福島 六ヶ所 未来への伝言」無料上映会!

(10月18日記)

緊急のお知らせ!
【映画上映会】
福島 六ヶ所 未来への伝言
日時 10月19日(土)午後2:30~4:30
会場 西志津ふれあいセンター

   (京成電車志津駅徒歩12分)
   地図
参加費 無料

監督は、六ヶ所村で12年間暮らし、核燃問題を見つめ続けてきた
フォトジャーナリスト島田 恵(けい)さん。
初監督作品である。

核燃料サイクル事業が進む六ヶ所村。
原発1年分の放射能を1日で出す
といわれる再処理工場は、事故続きで操業予定が延期されているものの、
全国の原発から出る放射性廃棄物や海外からの返還高レベルガラス固化体などは、
続々と運び込まれている。

このままいけば、六ヶ所村は永久的に核のゴミ捨て場となる。
何万年という単位の期間放射能を出し続ける核のゴミを、
これ以上地球の未来に残していっていいものか。

六ヶ所村に住む人々の不安は、
福島の人々が抱える不安だ。

福島で行われている「不安封じ込め作戦」は、
六ヶ所村の核燃サイクルの「どうしようもなさ」から
国民の目をそらさせている国の愚行と軌を一にする。

いい映画です。
ぜひ見に来てください!

チラシはこちら→ チラシ



  1. 2013/10/18(金) 00:30:52|
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内部被ばくの恐ろしさ ―崎山ひさ子さん講演会―

四街道市で行われた崎山さんの講演会「原発事故と健康」に参加。

大気が何シーベルトになろうが、食品から何ベクレル検出されようが、ちゃぶ台返し一歩手前の菅首相以外、政府は口をそろえて「ただちに健康に影響はない」と壊れたテープのごとく繰り返している。
一番疑っているのは国民、とくに小さな子どもを抱えたお母さんたちだ。

今日の講演会は予想通り満員の盛況。みんな政府の「ただちに心配はない」をハナから信じていないのだ。
崎山さんのお話は期待通り、科学者らしい冷静な分析と、科学者を超えたこの国への怒りとが、見事に調和した素晴らしいものだった。
以下、中身をかいつまんで…

◆1ミリシーベルトとは、体の全部の細胞に、1本の放射線が貫通するということ。1マイクロシーベルトはその1000分の1に通過すること。
◆放射線で細胞内のDNAが傷つけられると、修復されることは永遠になく細胞分裂の過程で「変異」として受け継がれていく。変異が細胞にたまっていくと、がんになる。
◆放射線被ばくに「しきい値」はなく、低線量でも決して安全ではない。
◆セシウムはアルファー線を出す。アルファー線は飛距離が短いので体外なら防ぎようがあるが、いったん体内に入ると、周囲の細胞に照射を一生続けることになる。
◆原子力安全委員会が、「100ミリシーベルト浴びても、ガンによる死亡率が0.5%増えるだけだ」と言ったのはとんでもないこと。0.5%というのは1000人中5人死ぬということ。新型インフルエンザによる死亡率より、桁違いに多い。医療関係者が0.5%死亡率を下げるのにどれほど精魂傾けてきたのか、全くわかっていない!
◆チェルノブイリでは100万人が死亡した。(どういう死因か聞きたかったが…)現在も動物の奇形など影響はとどまるところを知らない。

講演のあと、実際に福島県双葉町から着の身着のままで四街道市まで避難してきた男性が体験談を語ってくださった。原発の安全性を住民に説明するさい、舞の海やアニマル浜口などの有名人を客寄せパンダに使っていたという。
そう言えば、佐高信さんが「アントニオ猪木が原発反対派の集会に呼ばれたとき、東電は3億円払って、猪木を推進派のゲストに鞍替えさせてしまった」と言ってたな。どいつも、こいつも…

質疑応答のとき、成田市から来たという若いお母さんが、「成田市では最近鼻血や鼻水が止まらない子どもが増えている。放射能と関係はないのか」と悲痛な訴えをした。崎山さんは「疫学調査をしないと、なんとも…」と慎重な答えだったが、うーん、気になるなぁ。

最後に、冷静なはずの崎山さんがセキを切ったように激しい口調でこう言った。
「今、安全基準を作っているのは原子力安全委員会。本来この事故の責任者として、被告席に座らなければならないはずの人間が、おおはばに緩めた基準を作って平気でいる。これを国民もマスコミも許している。さらに、選挙では、推進派がほとんど勝っている。石原都知事なんてその最たるもの。こういう人を選ぶ国民にも大いに非がある」




  1. 2011/06/19(日) 19:21:28|
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佐倉市内で放射線測定をしてみたら… 5月26日(木)

今日まで黙っていたが、(なんなんだ、この書き出しは…?!)
実は、放射線の測定器を人から借りて、5月22日(日)と23日(月)、佐倉市内の3つの小学校で測定した。
そのことをなぜすぐにブログでお知らせしなかったかというと、測定器の精度が機種によって違うとか、
素人が測定なんかしても正確なところがわかるわけがない、などとネガティブな意見を散々聞かされていたからだ。

市原市にある県のモニタリングポストの測定値が現在は0.044μシーベルト/時。平常時の数値にまで下がっている。
ところがドッコイ、佐倉市内の小学校での数値はひとけた違う値だったのだ。

測定は伊藤さんと二人で、ひとつの小学校の中を何か所も選んで測った。
かたいグラウンド、周りの芝生の草地、小高い裏山のくぼ地になったところ、など条件をいろいろ変えた。
1スポットでは地上から100センチ、50センチ、ゼロセンチ、それぞれ5回ずつ測って平均値を取った。
その結果はーーーー
一番高かったスポットでは、0.56μシーベルト/時。ここに5時間いただけで、年間1ミリシーベルトを
超えてしまう。

そして、今日。佐倉市が放射線量の測定結果を公式に発表した!
私たちも測定した青菅小学校のグラウンドが「0.27」。これは私たちの測定値と、ピッタシ同じだ。
ということは、私たちの測定値もかなり精度が高いということではないか。

市の測定は小学校だけではなく、保育園でも行っている。市のホームページのURLは文末に。 

市が測定したことはエライと素直にほめる。
しかし、市に猛烈に抗議したい点がひとつ。
文科省が福島県内の学校での暫定基準値としている年間20ミリシーベルト。時間に換算すると3.8μシーベルトになるが、今回の佐倉市の測定値がこれよりもかなり下回っているという但し書きを入れているのだ。
あきれてものも言えぬ。
福島の親たちが、この20ミリシーベルトという大人(それも放射能管理区域に入る大人)でも危ない数値を
撤回するように駆けずりまわっていることを知らないのか!
福島のこどもたちをカナリアにするなと、親たちが必死で抗議する姿がテレビでも大きく報道された。
そのことを全く無視した冷たい態度。
「どうだ、安心だろ」と言わんばかりの、お役人根性丸出しの態度。
今からでも遅くない。市はこの部分を削除するべきだ。20ミリシーベルトをかたくなに撤回しようとしないワカランチンの文科省の肩をなぜ持つのか? 
あなたがたの子どもや、孫の顔を思い浮かべてほしい。

今日の朝日新聞にすごい表現があった。
高橋源一郎ーー「大鎌を肩にかけた死に神が、お前は関係ない、退け、とばかり私を突きのけ、若い人々、生まれたばかりの幼児、これから生まれ出る人々を追いかけ、走り去っていくーー」

20ミリシーベルトを認めるということは、死に神に追い風を送ることなのではないか。

http://www.city.sakura.lg.jp/012543000_kankyohozen/osirase/110525_housyasen.html

  1. 2011/05/27(金) 00:29:16|
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